Matthäus-Passion tagebuch


東京ジングフェラインに所属する、rentzのマタイ受難曲の練習日記です。
by rentz
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バッハ自由自在

友人の小倉さんの所属する、
東京・バロック・スコラーズのコンサートに行ってまいりました。

指揮の三澤先生の楽しいお話と、
コーラスのピッチの合った、アンサンブル、
そして、 バッハの音楽を本当に、
楽しませていただきました。

最初の曲、フーガの技法から
コントラプンクトゥス19(未完のフーガ)
この曲をを声楽で聴けるなんて、ちょっと感動です。

Dazu ist erschienen der Sohn Gottes: BWV 40
カンタータ第40番 《神の子の現れたまいしは》

この曲について、三澤先生は、
プロテスタントのルター派のお祈りには、
けっこう悪魔という、文字が、
見られる事を指摘なさっていました。
カトリックでは、あまり見ないものです。

ルター自身が、悪魔の誘惑に耐え、
ヴァルトブルグ城にこもって、
聖書を翻訳したという、話でした。

そういえば、昨年のライプツィッヒ旅行で、
ヴァルトブルグに行き、ルターが悪魔に投げつけたという
インクの跡を見たなぁ~
と懐かしく思い出しました。

バッハのテキストには、TeufelやSatan
の文字は結構出てきます。

私の好きな、カンタータ54番にも、

Lass dich nicht den Satan blenden;

と、はっきりとSatanの文字が。
クリスマス・オラトリオのコラールやら、
何やら、かなり見つかりますね。

さて、40番の感想は、
やっぱり、畑先生の、7曲目の超絶技巧テノール
ホルンも入ってて、カッコイイ!

7. Aria (Tenor)

Christenkinder, freuet euch!

Wutet schon das Höllenreich,

will euch Satans Grimm erschrecken:

Jesus, der erretten kann,

nimmt sich seiner Kuchlein an

und will sie mit Flugeln decken.

第7曲 アリア(テノール)

キリストに従う子供たちよ、喜びなさい。

地獄の者どもがいかにあばれようと、

 悪魔の猛威があなたがたを驚かそうと、

イエスはあなたがたを救い出し、

 母鳥がひな鳥の世話をするように、

御翼の陰に包み込んで下さる。



それから、続く、最後のコラール

8. Choral

Jesu, nimm dich deiner Glieder

ferner in Genaden an;

schenke, was man bitten kann,

zu erquicken deine Bruder:

gib der ganzen Christenschar

Frieden und ein selges Jahr!

Freude, Freude uber Freude!

Christus wehret allem Leide.

Wonne, Wonne uber Wonne!

er ist die Genadensonne.

第8曲 コラール(合唱)

イエスよ、あなたの身体となった者たちを

 いつまでも恵みの中で養って下さい。

人々の祈りに応えて、

 兄弟のように励まして下さい。

キリストに従う者の群のひとりひとりに

 平和と幸福な新年を与えて下さい。

喜びを、喜びの上に喜びを。

 キリストはすべての苦しみを防いで下さる。

歓喜を、歓喜の上に歓喜を。

 キリストこそは恵みの太陽。


これが、輝かしくて、コーラス素敵でした。

畑先生も一緒にコラールを歌っておられました。

休憩をはさんで、

次の演目は、ブランデンブルグの一番。
久々にモダン・オーケストラで、聴かせていただきました。
チェンバロもモダン楽器に負けず、よく鳴っていました。
しかし、このくらい、ホルン上手だと気持ちが良いですね。
弦も歌っていましたし。

最後の演目、F-durの小ミサ。
これも、コーラスとっても素敵でした。
ホルンと一緒のGloria綺麗でした。
この終曲が、カンタータ40番の冒頭の曲のパロディでした。


関係無いけど、ブランデンブルグ1番のパロディといえば、
世俗カンタータ「鳴り交わす弦の相和した競演」
Vereinigte Zwietracht der wechselnden Saiten BWV 207
がまず来ると思うのだけど、
これも歌って欲しかったなぁ~。
コーラスもっと聞きたかったです(^^)
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# by rentzbach | 2014-02-24 23:56 | コンサート

フェルマータの音

2013年10月25日の練習

10番のコラールから練習しました。
先生は、2小節目の一拍目伸ばす音符を膨らませ、
次のフェルマータの音で、収めるそのやり方を、
何度もご自身の声で示されました。
各パート、その小節のみ、
何回も練習して、伸ばしている音の中で、和音が変わっていく様子や、
最後に収める音の力の抜き方などを、習得して行きました。

コラールの起承転結は、前のヨハネの時に、
詳しく教えて下さいましたが、
今回は、もっともっと繊細な音の綾を
感じ、表わす事を練習して行きました。

なんせ、10番コラールだけを1時間以上・・・
ものすごく、密度の濃い練習でした。

後半は、1番の合唱を、全員でコーア1のみ、
前回練習した所まで、
歌って行きました。

先生は、コラールに比べると、大分ガタガタすると。
1番の曲の声は、まだまだだねとおっしゃり、
動きが大きいし、言葉もあるし、
あるいは12/8という拍子のせいか・・・

とにかく、この曲は少しづつ練習していくので、
続けて、歌ってくるようにいおっしゃられて、
今回の練習は終わりました。
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# by rentzbach | 2013-11-01 14:56 | マタイ練習

来たれ娘たちよ

2013年10月18日の練習

今日も、コラール3番から。
先生は、指揮と息を合わすように歌う事を、
特に注意されました。
それは、タイミングだけではなく、
どういう音色で歌ったらいいかという、
心の動きみたいな物も全部含めて、
息を合わすという言葉で、指示なさいました。

10番コラールでは、
2小節目の、ソプラノとアルトがぶつかって軋む音を意識し、
それが解決される様を感じる事を、
課題となさいました。

そして、とうとう、1番の合唱を歌う時がやってまいりました。

Matthäus-Passion ERSTER TEILマタイ受難曲 第一部
Nr.1 Chor第 1 曲 合唱
Kommt, ihr Töchter, helft mir klagen,来たれ娘たちよ、ともに嘆け。
sehet-Wen?-den Bräutigam,見よ-誰を?-花婿を、
seht ihn-Wie?-als wie ein Lamm!彼を見よ-どのような?-子羊のような!
Sehet,-Was?-seht die Geduld,見よ-何を?-彼の忍耐を、
seht-Wohin?-auf unsre Schuld;見よ-どこを?-私たちの罪を
sehet ihn aus Lieb und Huld愛と慈しみゆえにみずから
Holz zum Kreuze selber tragen!木の十字架を背負われるあのお姿を見よ!
Choral ‐ Soprano in ripienoコラール(児童合唱)
O Lamm Gottes, uaschuldigおお、罪なき神の子羊よ
am Stamm des Kreuzes geschlachtet,犠牲として、十字架に架けられた御方よ、
allzeit erfunden geduldig,たとえ侮辱されようとも、
wiewohl du warest verachtet.いつでも耐え忍ばれた。
All Sünd hast du getragen,すぺての罪をあなたはお負いになった。
sonst müßten wir verzagen.さもなければ私たちの望みは絶えていただろう。
Erbarm dich unser, o Jesu!私たちを憐れんでください、おおイエスよ!



私が、初めてバッハのマタイ受難曲を聞いたのは、
中学生の時でした。
御多聞にもれず、リヒターの演奏(抜粋版)だったのですが、
冒頭の合唱は好きで、よく繰り返し聞いておりました。
それから、終曲、バスソロ、などが好きな曲でした。
で、まあ、昔も今も、やっぱり、好みは変わらないのかもしれません・・・。
どんどん、付け加わっていくという感じですね。

今は、良い演奏は沢山ありますし、簡単に手に入る時代ですが、
その人のエポック・メイキング的なめぐり合いになる演奏は、
なかなか無いものです。

私にとっては、フェルトホーフェン指揮、ネザーランド・バッハ・ソサエティの、
2008年グローテ教会でのマタイ受難曲の演奏がそれに当たります。

それぞれの思い入れのある、マタイ受難曲。
本当にこれは、世界遺産のマスターピースなのでした。

これから、少しづつ、1番を練習、それから、コラールは進んで行きます。
なんとも幸せな、歩みなのでした。
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# by rentzbach | 2013-10-25 11:38 | マタイ練習

マタイの船出

2013年 10月5日の練習

さて、始まりました。
東京ジングフェラインの新曲の練習。

2013年9月22日、県立音楽堂での
第5回定期演奏会(聖トーマス教会・凱旋コンサート)
を成功裡に終えた我々が、次に目指すのは、
バッハのマタイ受難曲。

3,4年後のライプツィッヒ、聖トーマス教会での
コンサートを目指して、一歩一歩
十字架への道を進んで行きたいと思います。

ご指導下さるのは、我らがマエストロ、福島章恭先生。
そして、ピアノの小沢さち先生です。

練習場所も恵比寿のテッドスタジオに戻り、心新たに頑張ります。

練習は、コラールから入りました。
3番コラール

Nr.3 Choral第 3 曲 コラール
Herzliebster Jesu, was hast du verbrochen,心より愛するイエスよ、あなたは一体どのような罪を犯して、
daß man ein solch scharf Urteil hat gesprochen ?これほどまでひどい判決を受けられたのですか?
Was ist die Schuld, in was für Missetaten罪は何なのですか?どんな悪事に
bist du geraten ?あなたは陥ってしまったというのでしょう?



イエス様が罪を犯すはずもなく、
これは、すべて私達の罪なのですが、
私達の罪をイエス様が購われるという事を
暗示するような、コラールです。
ヨハネ受難曲の3番コラールと、調は違いますが、
ほとんど同じ旋律。

そして、10番コラール

Nr.10 Choral第 10 曲 コラール
Ich bins,ich sollte büßen,私です。私が償わなくてはならないのです。
an Händen und an Füßen両手、両足を
gebunden in der Höll.地獄の中で縛られて
Die Geißeln und die Banden鞭打ちと縛め、
und was du ausgestanden,そしてあなたが耐え忍ばれた苦難を、
das hat verdienet meine Seel.受けなければならないのは、私の魂なのです。

そして、3番に続き、本質を語るコラール。
これも、ヨハネ受難曲11番と調は違うけれども、同じ旋律です。
バッハは同じ旋律のコラール使うときも、調や細部を違えたり、
全く同じ曲には仕上げません。(何曲か全く同じもありますが。)

そして、15番コラール。
マタイの主題とでもいうべき、この旋律。
Nr.15 Choral第 15 曲 コラール
Erkenne mich, mein Hüter,私を認めてください、私の守り主よ。
mein Hirte,nimm mich an!私の羊飼いよ、私を受け入れてください!
Von dir,Quell aller Güter,すべての宝の泉であるあなたから
ist mir viel Guts getan.私のために多くのよいことがもたらされました。
Dein Mund hat mich gelabetあなたの口はミルクと甘い食べ物で
mit Milch und süßer Kost,私を元気づけてくださいました。
dein Geist hat mich begabetあなたの霊は私に与えてきたのです
mit mancher Himmelslust.多くの天国の楽しみを。

この曲は、もちろん讃美歌にもなっていますし、
バッハの曲の至る所に、調を変え、リズムを変え、現れます。
そして、この曲が出てきたとき、私達は、はっきりと、
イエス様の受難を思うのです。
イエス様がお生まれになった物語、クリスマス・オラトリオの
終曲にも、この旋律が舞曲のように使われております。

この15番の歌詞は、
イエス様の受難によって、我々に救いが差し伸べられる、
受難は、我々の為の奇跡であり、新しい契約であるという、
クリスチャンの考え方が、色濃く出ています。

一通り、練習いたしまして、福島マエストロがおっしゃるのは、
とりあえず、フェルマータの和音を美しく響かせる事。
テキストの内容は自分で調べてくる事。
早めにコーア1とコーア2に分ける事。
そのようなお言葉で、
今回の練習は、おしまいになりました。

凱旋コンサートを聞いて、新しく仲間になってくださる、
ソプラノのM村さま、見学に来てくださったS木様ご夫婦、
新しい仲間を得て、また、一歩ずつ進んで行きたいと思います。
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# by rentzbach | 2013-10-07 10:28

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